このサイトについて

行政書士一問一答!は、行政書士試験合格者が作成したサイトです。一問ごとに回答と解説を設けておりますので、隙間時間の勉強にもってこいです。

勉強のコツ

苦手分野の問題を重点的に繰り返し、弱点をつぶしていくことが重要です。特に民法と行政法は出題数が多いので、苦手分野の無いようにしましょう。範囲が広い割に5問しか出題されない商法・会社法は思い切って捨てましょう。

行政書士一問一答!

基礎法学【法令用語】

【問題1】
早急にする意味合いで用いられる言葉は、「直ちに→速やかに→遅滞なく」の順序で緊急性の度合いが緩やかになっていく。

【問題2】
法令に「準用する」とある場合は、その規定が本来の目的としている対象に対して当該規定を適用することを意味し、「適用する」とある場合は、他の事象に関する規定を、それに類似する事象について必要な修正を加えて適用することを意味する。

【問題3】
自治体の長が定める法規は、「規則」である。

【問題4】
並列される語句に段階があるときは、一番小さな並列的連結にだけ「及び」を用い、他の大きな並列的連結にはすべて「並びに」を用いる。

【問題5】
法の規定により、ある事実が存在するものと「みなされる」場合、一応その事実が存在するものとして扱われるが、存在しないことが証明されると、遡ってその事実が存在しなかったものとして扱われる。

答え:〇

答え:✖

答え:〇

答え:〇

答え:✖

その通りである。時間的即効性がもっとも強いのは「直ちに」であり、一切の遅延を許さず、即時にやらなければならない。次いで、「速やかに」、「遅滞なく」の順で緊急性の度合いが緩やかになる。

「準用する」と「適用する」の説明が逆である。

普通地方公共団体の長は、法令に違反しない限りにおいて、その権限に属する事務に関し、規則を制定することができる(地方自治法第15条1項)。

「及び」と「並びに」は、いずれもその前後の語句を並列させる接続語である。一番小さな接続詞には「及び」を用い、その他大きな接続詞は「並びに」を用いる。例)国語及び算数並びに給食並びにHR(国語と算数は教科という小さな区分け、給食とHRは教科以外の区分け)

存在しないことが証明されると、その事実が存在にないものとして扱われるのは「推定される」の場合である。「みなされる」の場合は、実際にその事実が存在しなくとも存在するものとして扱う。

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